変数の基本(固定値を可変にする)
請求書の 宛名 や 金額 のように、出力するたびに変わる値があります。Report Flow では、まず パラメータ を定義し、それを テキスト に埋め込むことで、出力時に値を差し込めるようになります。
ここで学ぶこと
- 「固定値」と「変数(パラメータ)」の違い
- 上部の 「パラメータ」 ボタンからパラメータを定義する方法
- 配置済みのテキストに、定義したパラメータを埋め込む方法
「固定値」と「変数」の違い
| 種類 | 例 | 出力するたびに値は変わる? |
|---|---|---|
| 固定値 | 請求書 という見出し | 変わらない |
| 変数(パラメータ) | お客様の氏名(例: 山田 太郎) | 出力ごとに変わる |
固定値はそのままテキストとして入力します。変数は 「ここには毎回違う値が入る」 という箱(パラメータ)を先に定義してから、テキストに埋め込みます。
ステップ 1: パラメータを定義する
まず、出力ごとに値が変わる項目を パラメータ として登録します。
- 上部のツールバーで 「パラ メータ」 ボタンを押します。
- パラメータの定義画面(ダイアログ)が開きます。
- 左側の 「パラメータ追加」 から テキスト を押すと、新しいテキスト型のパラメータが追加されます。
- パラメータ名 を自分で覚えやすい名前に変更します(例:
customerName)。 - 値 にサンプルを入力します(例:
山田 太郎)。編集中の表示確認に使われます。 - 「更新」 ボタンを押して保存します。
- 入力が終わったら、ダイアログを閉じます(
Escまたは右上の ×)。
変数名のつけ方のコツ
| 用途 | 推奨する名前 |
|---|---|
| お客様の氏名 | customerName |
| 請求日 | invoiceDate |
| 請求金額 | amount |
| 注文番号 | orderNumber |
半角英数字を使うのがおすすめです。覚えにくい名前(var1 / aaa 等)は避けてください。
✅ 成功しているか確認
- パラメータダイアログを開いた とき、自分が定義したパラメータが一覧に表示される
ステップ 2: テキストに変数を埋め込む
定義したパラメータを、デザイン上のテキストに埋め込みます。
- テキストツール を選び、キャンバスでドラッグして枠を作ります。
- 「テキスト編集」 モーダルが開きます。
- 上部のタブで 「変数・数式」 を選びます。
- パラメータ一覧から、ステップ 1 で定義した
customerNameのボタンを押すと、入力欄に@customerNameが挿入されます。 - 「確定」 ボタンを押します。
- キャンバス上のテキストが、ステップ 1 で入力したサンプル値(例:
山田 太郎)で表示されます。
✅ 成功しているか確認
- キャンバス上のテキストが、ステップ 1 のサンプル値で表示されている
- 別のテキストに同じ手順で別のパラメータを埋め込むこともできる
数式について(応用)
金額に 3 桁ごとのカンマを入れたい、日付を 2026年4月25日 の形式にしたい、といった整形は 数式 を使うと実現できます。「変数・数式」タブには comma() / dateFormat() などの関数が用意されており、変数と組み合わせて使えます。
詳しい数式の使い方は、初版のこのガイドではカバーしていません。今後のアップデートでご案内します。
次のステップ
変数を埋め込めたら、次は 保存と PDF 出力 に進みましょう。実際にデザインを保存し、変数に値を入れて PDF を出力します。