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Make 連携(Re:port Flow アプリ)

Make(旧 Integromat)のシナリオから、公式の Re:port Flow アプリを使って帳票 PDF を自動生成できます。Make の Apps 審査を通過済みで、シナリオエディタのモジュール検索から「Re:port Flow」を選ぶだけで利用できます。

備考

本ページは審査通過済みの公式アプリ(トリガー 1 件・アクション 8 件)を前提に説明します。

事前に用意するもの

  1. Re:port Flow のワークスペースre-port-flow.com で作成)
  2. PDF のもとになるデザイン(テンプレート)を 1 つ以上作成しておくこと。まだ無い場合は テンプレートギャラリー から複製できます
  3. Make のアカウント

接続を作成する

Make のシナリオエディタでモジュールを追加し、アプリ検索で Re:port Flow を選びます。接続の作成では Add connection を選び、表示される認可画面で Re:port Flow にログインし、利用するワークスペースを選んで認可してください。

Re:port Flow アプリの接続方式は OAuth 2.0(Authorization Code + PKCE)のみです。アプリケーションキーを直接貼り付ける入力欄はありません。認可時には次のスコープが要求されます。

スコープ用途
openid / profile接続ユーザーの識別
designs:readデザイン一覧・パラメータ構造の取得(Design ID の選択、Get design parameters)
templates:readテンプレート関連情報の取得
pdf:generatePDF 生成・ダウンロード

単一ワークスペースの自動化になぜ OAuth を使うのかは OAuth 2.0 認証 を参照してください(Make.com のような外部サービス連携は OAuth 2.0 Authorization Code + PKCE が推奨方式です)。

Watch file completed トリガーを使う場合は管理者アカウントで接続する

Watch file completed トリガーをシナリオに追加すると、Make がエンドポイント管理API(POST /workspace/:workspaceId/webhook-endpoints ほか)経由で、そのシナリオ専用の Webhook エンドポイントを自動的に作成・削除します(トリガーの Design ID / Version 設定がそのままエンドポイントの対象デザインフィルタになります)。この登録・削除にはワークスペースの管理者(ADMIN)権限が必要なため、接続に使う Re:port Flow アカウントが管理者である必要があります(Webhook通知ガイド)。

管理者以外のアカウントで接続すると、トリガーを有効化した時点で 403(この操作には管理者権限が必要です)になります。PDF を生成するだけのアクション(Generate ... PDF (sync/async) 等)には管理者権限は不要です。

提供モジュール一覧

種類モジュール名(Make上の表示)用途
Trigger(Instant)Watch file completedPDF 生成完了時にシナリオを起動。ダウンロード ID・ファイル名・共有 URL・生成時のパラメータを受け取る
ActionGenerate single PDF (sync)単一 PDF を同期生成。ファイル URL とリクエスト ID を即座に返す
ActionGenerate multiple PDFs (sync)複数 PDF を同期生成し、ZIP の URL を即座に返す
ActionGenerate single PDF (async)単一 PDF の非同期生成を開始。requestId を即座に返す
ActionGenerate multiple PDFs (async)複数 PDF の非同期生成を開始し、ループより効率的に一括処理する
ActionDownload filerequestId を指定して PDF をダウンロード。File ID を空にすると全件 ZIP
ActionGet design parametersデザインテンプレートが要求するパラメータ構造を取得
ActionBuild content item複数 PDF 生成 1 件ぶんの入力項目(ファイル名・共有設定・パラメータ)を組み立てるヘルパー
ActionMake an API callRe:port Flow API への任意の認証済みリクエストを実行する汎用モジュール

各生成系モジュールで選ぶ Design ID は接続済みワークスペースのデザイン一覧から、Template parameters は選んだデザインとバージョンに応じて Make が動的に入力欄を組み立てます。パラメータを固定値で書かず、都度取得される項目に沿って入力してください。

基本シナリオ:単一 PDF を同期生成する

  1. 任意のトリガー(Google Forms の回答、Google Sheets の行追加など)を配置
  2. Re:port Flow モジュールを追加し、Generate single PDF (sync) を選択
  3. 以下を設定:
    • Design ID: 対象デザインを一覧から選択
    • Version: バージョン番号
    • File name: 出力ファイル名(例: invoice.pdf
    • Share type: Workspace(既定)/ Invited / Public
    • Passcode protection: 必要に応じて有効化
    • Template parameters: トリガーの値をデザインのパラメータへマッピング
  4. モジュールの出力(data のバイナリ、または files[].share.url)を Google Drive・Gmail などの後続モジュールへ渡す

同期生成と非同期生成の選び方

同期(sync)非同期(async)
タイムアウト120 秒なし
レスポンス即座に PDF / ZIPrequestId を即座に返す(生成は非同期)
向いている用途画面操作に対するその場でのダウンロード、軽量な帳票生成に時間がかかる帳票、月次一括生成などの大量処理
完了の検知不要(レスポンスが完了そのもの)Watch file completed トリガー、または Download filerequestId を指定してポーリング

複数件をまとめて処理する場合は、Build content item で 1 件ずつの入力(ファイル名・パラメータ等)を組み立ててから Generate multiple PDFs (sync/async) に渡すと、シナリオごとのループ(Make の Operations 消費)を抑えられます。

エラー・レート制限

症状原因対処
401 Unauthorized接続が失効・未認可Make の 接続(Connections) から Re:port Flow を再接続
400 Bad RequestdesignId が存在しない/Template parameters がデザインの必須項目を満たしていないGet design parameters で必須項目とキー名を再確認
403(管理者権限が必要です)Watch file completed を管理者以外のアカウントで接続管理者アカウントで接続し直す(詳細は上記「接続を作成する」)
429 Too Many Requestsワークスペース単位のレート制限超過(同期 30 req/min、非同期・ダウンロード 100 req/min)レスポンスの Retry-After ヘッダーの秒数だけ待ってから再試行

詳細は エラーハンドリング制限事項 を参照してください。

トラブルシューティング

デザインの選択肢が表示されない

接続したワークスペースにデザインが存在するか確認してください。まだ無い場合は テンプレートギャラリー から複製すると選択肢に表示されます。

Watch file completed が起動しない

管理者アカウントで接続しているか確認してください(上記の警告を参照)。また、対象デザインを絞っている場合は Design ID / Version のフィルタが生成対象と一致しているかを確認してください。

生成した PDF が期待どおりでない

パラメータの値が空・型違いになっていないか、Get design parameters の出力と突き合わせて確認してください。

次のステップ